『にけつッ!!』の観覧は、「千原ジュニア」と「ケンドーコバヤシ」のトークを生で見ることができるめちゃくちゃいい機会だと思います。
ただ、せっかく観覧に行くのであれば『にけつッ!!』の観覧を最大限楽しみたいと思っている人は多いと思います。
そこで今回は、『にけつッ !!』を観覧する前に知っておくと観覧をもっと楽しめるような『にけつッ!!』の裏話などを書いていきます。
台本は本当に用意されていない
『にけつッ!!』のホームページには「ライブ感覚溢れるステージが最大の魅力!」ということが強調されていて、「決まりごとも事もなければ、打ち合わせ、台本もなし」ということも記載されています。
内容は実力派芸人の2人が ステージでしゃべるだけと至ってシンプル!
にけつッ!!番組紹介 | 読売テレビ
決まり事もなければ、打ち合わせ、台本もなし 。
何が飛び出すかわからない全く予測不可能な
ライブ感覚溢れるステージが最大の魅力!
「本当に台本とかは用意されていないの?」と思う方もいるかもしれませんが、『にけつッ!!』は本当に演者同士の打ち合わせも行われていなく、台本も用意されていません。
過去にこのことについて触れられていたことがあります。
『にけつッ!!』の最初の方の回で話されている
『にけつッ!!』の第12回あたりで、この少し変わった番組スタイルについて番組内のトークで明かされています。
◯ケンコバ
NTV「にけつッ!!」
「なんで本番前、これ前も言うたんですけど、なんで本番前、会ったら駄目なんですか僕。ジュニアさんと。」
◯ジュニア
「でも俺はそっちのがやっぱええなあ。っていうのは、楽屋で喋ってしまうんですよ。」
◯ケンコバ
「なるほどね」
◯ジュニア
「楽屋でああこれ本番で喋った方がええかとか考えるのが嫌やん。」
◯ケンコバ
「はいはい。そうですね。いちいち選んでいかなダメですもんね。」
番組当初は「本番までに演者が会ってはいけない」というちょっと変わった番組のスタイルにケンコバさんは疑問を持っていましたが、ジュニアさんは本番前に会わない方がしっくりきていたようです。
『ざっくりハイボール』の企画で『にけつッ!!』の舞台裏が撮影
また、2012年6月23日に放送されたテレビ東京『ざっくりハイボール』の「ざっくり密着!ジュニア365」という千原ジュニアに密着した企画で『にけつッ!!』の舞台裏も撮影されたのですが、楽屋に入って舞台に出るまで全くそのようなことはなかったです。
正直疑うまでもない気もするのですが、番組内でも話は出ていますし、番組のジュニアに密着していた様子もあるので、『にけつッ!!』で打ち合わせや台本が無いというのは本当だと思います。
もちろんカンペでトークの内容を指示されることもない
バラエティ番組では「あの話をして!」とカンペで演者にトーク内容の指示をすることはよくあると思います。
しかし、観覧で最前列のカンペを持っているスタッフの横に座ったことがある人は知っていると思いますが、『にけつッ!!』はもちろんそれもありません。
そもそもトークの進行用のカンペ自体なく、カンペを使うときは収録の残り時間やゲストが来ることを伝える時ぐらいしかありません。
番組スタッフも2人のトーク力を信頼しているからこそ成り立っている番組だと思います。
2人は舞台上でその日初めて会う
台本が無いと書きましたが、2人はそもそも収録当日は舞台上で初めて会います。
これは決して仲が悪いとかではなく番組側が考えたことで、「本番まで2人は会ってはいけない」というのは番組のコンセプトにもなっています。
2人の楽屋は別々になっていることはもちろん、2人が本番まで絶対会うことのないように、2人が楽屋に入る時やトイレに行くときなどもスタッフは気を配っているそうです。
ジュニアは楽屋から舞台に出るまで一歩も止まらずに登場する
舞台へ登場する時、ジュニアさんは楽屋から歩いてノンストップでそのまま舞台へと登場しています。
通常演者は舞台袖で少し待機していて、出囃子が流れてタイミングよく舞台へ出るのが一般的です。というか99.99%そうだと思います。たぶんこのようなことをしているのは『にけつッ!!』の千原ジュニアだけだと思います。
ジュニアが舞台まで歩くスピードに合わせて出囃子の音楽が流れるようになっている
『にけつッ!!』を見たことがある人は知っていると思うのですが、2人が舞台へ登場するタイミングは出囃子の「に、け、つ!」に音に合わせて舞台へ登場するようになっています。
ジュニアがノンストップで歩いて登場するには出囃子の音楽とタイミングが合っていないといけないので、番組スタッフは楽屋から舞台まで移動するジュニアの歩幅や歩くスピードに合わせて出囃子を流しています。
演者に合わせて出囃子を流すなんてことはおそらくどの番組や劇場でもないと思うので、『にけつッ!!』ならではのことだと思います。
このことは、2012年6月23日に放送されたテレビ東京『ざっくりハイボール 』の「ざっくり密着!ジュニア365」という千原ジュニアに密着した企画の中で紹介されていました。
台本も打ち合わせもなくて、舞台に上がって笑いだけサッととれるジュニアさんはめちゃくちゃカッコ良く見えました。
ジュニアが要望したわけではなく番組側の配慮
楽屋からノンストップで舞台に出るというのはジュニアさんが番組側に要望したわけではないようなので、「ジュニアさんを気持ちよく出させてあげたい」という気の利いた番組スタッフ側の配慮だと思います。
このことを「いつからか自然とこうなった」と番組内でも話されていました。
◯ケンコバ
2012.6.27 深夜放送 NTV「にけつッ!!」
「今呼ばれてパーっと出てきたら、あれ?曲鳴ってると思って。あんなタイミングで出てきてるんですね ジュニアさんいつも。走りましたもん今。あかんと思って。」
◯ジュニア
「ああー。この番組ってすごい気持ちよく出させてくれるというか。なぜかそうなったんですけどいつからか。楽屋いて、じゃあジュニアさん本番お願いしますーって言われて、はいーって言って立って楽屋から歩いてきたら、適当に音楽が流れて、そのまま僕出てきたらこうなるようになってるんですよ。」
また、ジュニアさんは待つのが嫌らしく、ギリギリで着替えて、ギリギリで出囃子が鳴ったら出ていきたいらしいです。
◯ケンコバ
2012.6.27 深夜放送 NTV「にけつッ!!」
「これがもう…心地良いんですか?」
◯ジュニア
「僕は待つのが嫌なんですよ。だから、最近ちょっと出てないですけど、ルミネとかでも劇場でもギリッギリで着替えて、ギリッギリで出囃子が鳴ったら出ていきたいんですよ。」
演者が100%気持ちよく舞台に出られるように配慮できる番組側も凄いと思います。
ケンコバは1分前くらいに舞台袖で待機している
また、これも番組内で話されていましたが、ケンコバは開始1分前くらいに千原ジュニアが出る反対側の舞台袖(下手)で待機していて、2人同時に舞台へ登場するようになっているようです。
◯ケンコバ
2012.6.27 深夜放送 NTV「にけつッ!!」
「初めてなんかのタイミングのずれで、ジュニアさんと同じタイミングで行くことになったんですよ。僕いつもここで一人で待ってるんすけど。」
◯ジュニア
「あ、すみません笑。」
◯ケンコバ
「いやいや笑。たいした時間でも笑。最初の頃はこの番組のスタッフ進行もやっぱ色々(大変だったと思うんですが)、もう今はこなれてきて、もう1分ぐらいですよ。初期の頃は7分ぐらいこうやって笑。」
◯ジュニア
「その節は、本当に、ご迷惑をおかけしまして笑。」
◯ケンコバ
「その頃はまだセットも未熟なとこがあって、ここ隙間あって、このへんのお客さんと目会う笑。」
◯ジュニア
「笑」
最初の頃は7分くらい待っていたようですが、今は1分くらいになっているようです。
収録の1本目から見ると2本目、3本目のトークの空気間の違いを感じれる
『にけつッ!!』は1日に続けて3本の収録を撮ります。当たり前ですが、2人がその日初めて会った瞬間のトークを見るには1本目の収録を見るしかないので、もし時間があれば1本目の収録から見ることをおすすめします。
1本目、2本目、3本目と見ていくと2人のトークの雰囲気も微妙に異なっています。
もちろん2人はトークのプロなので、そこまで収録回によって差はないですが、2本目3本目と見ていくと「会話が暖まる」という雰囲気をなんとなく感じることができます。
この雰囲気は テレビを通してだとあまりわからず、生の観覧で見ている人しか感じられないものだと思うので、ぜひ1本目の収録から見ることをおすすめします。
今は立ってトークしているが、昔は椅子に座っていた
舞台上でトークをする時、2人は椅子があるにも関わらず立ってトークをしています。
番組を見ていると「なぜ椅子があるの?」と疑問に思う人もいると思いますが、昔はこの椅子に座ってトークをしていました。
しかし、いつからか立ってトークをするようになり、椅子だけが残っているというのが今の状況です。
ケンコバの楽屋にはココイチのカレーが置かれてある
たいした情報ではないですが、『にけつッ!!』の収録の時、ケンコバの楽屋にはCoCo壱番屋のカレーがいつも置いてあります。
◯ケンコバ
2014.1.5 深夜放送 NTV「にけつッ!!」
「『にけつッ!!』っていつも楽屋にココイチのカレーを置いてくれてるじゃないですか」
◯ジュニア
「それすら置いてもうてない」
◯ケンコバ
「いやそれジュニアさんが拒否ったんでしょ?笑」
◯ジュニア
「そうそうそう」
◯ケンコバ
「僕のとこにはまだ相変わらず置いてくれてるんですけど」
ジュニアさんの方にも置かれてあったらしいですが「お腹がいっぱいになってカレーに溺れる」という理由で断ったそうです。
ケンコバは『アメトーーク!』の「CoCo壱番屋芸人」に出演するほどココイチが好き
ケンコバはテレ朝『アメトーーク!』の企画「CoCo壱番屋芸人」に出演したことがあります。
おそらく番組スタッフは、ケンコバがココイチのカレー好きなのを知っていて楽屋にカレーを置いているのではないかと思います。
ヨシモト∞ホールの近くには『カレーハウスCoCo壱番屋 渋谷区宇田川町店』があるので、番組スタッフの方は収録前にそこで調達しているかもしれません。
ケンコバが両手を挙げて舞台に登場している仕草は「エアー◯っぱい揉み」
ケンコバは舞台に登場するときに両手を挙げて手を広げながら登場します。
これは『にけつッ!!』にかぎらず『アメトーーク!』でもやっている仕草ですが、これはケンコバ曰く「エアー◯っぱい揉み」の仕草のようです。
『アメトーーク!』で本人が言っていたのですが、これは「お客さんの◯っぱいを遠距離で揉んでいる」そうです。
◯ケンコバ
2013.11.7「アメトーーク!」下ネタ大好き芸人2
「あれは僕、お客さんの◯っぱいを遠距離で揉んでるんですけど、なんか知らんけど僕のギャクみたいになっちゃって、揉み返してくれる人がいるんですよ。」
観覧を募集し忘れていた回があった
『にけつッ!!』は一度だけ収録日に観覧者を募集し忘れていたことがありました。2015年2月8日深夜に放送された回です。
これはスタッフ側のミスらしく、ホームページが更新されていなかったようです。
ただ観覧者が0人というわけではなく、当日の呼び込みで観覧者は少しはいたようです。
その回には前説をしていた女性の番組ADさんが舞台に少しだけ上がったり、観覧者にお悩み相談をしたりなど、いつもとは若干違った『にけつッ!!』の雰囲気でした。
◯ジュニア
2015年2月8日 深夜放送 NTV「にけつッ!!」
「コバヤシさん大事件ですよ」
◯ケンコバ
「そうですね」
◯ジュニア
「そんなことあるんですね。僕もうこの世界25年ほど、もう四半世紀やらせていただいてますけどね、初めてですよ。観覧番組で観覧者を募集し忘れていたという笑。」
◯ケンコバ
「今日楽々座れてるでしょ。」
◯ジュニア
「今日来たらお客さんゼロやったんすよ。なんやこれってなって。いつも来たら何人かのファンの方とか並んでて。」
◯ケンコバ
「そこね。ぎゅーっと並んでるんすよ。」
◯ジュニア
「えらい誰もいてはらん…あ、もう寒いし、早めに入りはったんやろうなと思ったら、もうね、顔面蒼白のスタッフが”大変申し訳ございません”」
ケンコバの弟子志望者が毎週観覧に来ていたことがあった
以前、ケンコバに弟子入りをしたいという22歳の男性の方が『にけつッ!!』の観覧に毎回来ていたことがありました。
2017年1月29日深夜の放送で『ケンコバ』が話しています。
◯ケンコバ
2017.1.29 深夜放送 NTV「にけつッ!!」
「最近ようやく来なくなったんですけど、『にけつッ!!』終わりに毎回来てるやつおったんですよ」
◯ジュニア
「え? そうなん? 弟子志願?」
◯ケンコバ
「弟子志願」
◯ジュニア
「いるんすよ。そういう子も。中には。」
◯ケンコバ
「ヤツはね。今となっては採った方が良かったんちゃうかなというぐらいの頑張り屋さんで」
◯ジュニア
「ほう」
◯ケンコバ
「毎回果たし状みたいな手紙書いて、弟子願いみたいな、そこの駐車場で、突っ込んでくるんすよ。」
しかし、最終的にケンコバは今は弟子をとっていないことを伝えて断っています。
最後に
『にけつッ!!』は 2人でトークをするだけというシンプルすぎる番組ですが、もう10年以上も続いている番組です。
2人のトーク力の凄さはもちろんですが、ジュニアさんへの出囃子への配慮だったり、なんか他の番組とはちょっと違った面白い番組だなと個人的には思っています。
そういうのが長く続いている秘訣なのではないでしょうか。
個人的に『にけつッ!!』はけっこう好きな番組なので、ずっと終わらないでほしいなと思います。
※『にけつッ!!』の観覧に行くのであればこちらの記事を参考にしてください
コメント