世の中には棚卸し専門の仕事があります。
この仕事は、「お店が営業していない夜間に店舗の商品の数を数える」という仕事で、なかなか他にはない特殊な業種だと思います。
※棚卸しのアルバイトについて、以前書いた記事はこちら
棚卸しの仕事は、限られた時間の中で商品の数をカウントしなければいけないので、正確性と同時にスピードが求められる仕事です。
そこで今回は、1年間棚卸しのアルバイトをしたことがある僕が
・これから棚卸しのバイトを始めるので予習しておきたい
・商品のカウントを早くしたい
という人向けに、ハンディ(端末)の操作方法や、カウント方法のコツを紹介したいと思います。
これから棚卸しのアルバイトを始める予定の人や、まだ始めたばかりの人は、この記事を読んでおくことで、他の同期よりも優位に立てると思います。
棚卸しのバイトは繁忙期の前に短期間でたくさん募集をかけるので、同じ時期に入る人が非常に多いです。
仕事を早く覚えておけば、リーダーからも一目置かれて今後仕事がしやすくなると思います。
※前半は棚の数え方の初歩的なことを書いているので、カウントを早くするコツを知りたい人は後半の『商品のカウントを早くカウントするコツ』までとんでください。
- 使用するハンディ(端末)
- 商品をカウントする際は「上段から下段」「左から右」
- ハンディ(端末)の画面の説明
- 棚1段を全てカウントした後は右端にタグを貼る
- 上から下まで1つの棚全て数え終わると右横の棚に移動する
- 棚と棚の間にある商品の数え方
- 隣の棚まで貫通してカウントしてしまう時
- 多少の誤差はしょうがないので、それよりも早く数えることが大事
- 1人1人のカウントの早さは毎回集計されている
- ただ、新人は丁寧に数えるくらいの方が良い
- お店の監査(サンプリング)は注意が必要
- サンプリングの箇所は店舗によって違う
- 商品のカウントを早くカウントするコツ
- 基本的に右手(利き手)でハンディを持ち、左手(利き手の逆)で商品を数える
- 数を足しながら数える
- 「2(に)4(し)6(ろ)8(は)10(と)」で数える
- フックにかけてある商品は上から見る
- フックにかけてあるビニールに入っている商品の数え方
- 色んな商品のカウントをすることが大事
- カウントが早い人のスピード感を真似る
- 電卓は基本使わない
- 最後に
使用するハンディ(端末)
商品をカウントする際には、下画像のようなハンディ(端末)を使います。
これは棚卸会社「エイジス」が使用しているハンディなのですが、どこの棚卸会社も同じような端末を使います。
このハンディで商品の数を入力した後に、パソコンにデータを収集して、商品のデータを管理しています。
ハンディでは基本的に商品のコードを「ピッ」と読み込む→その商品の数を入力する→次の商品のコードを「ピッ」と読み込む→その商品の数を入力するの繰り返しです。
商品をカウントする際は「上段から下段」「左から右」
基本中の基本になりますが、商品をカウントする際は基本的に
棚の上段から下段に向かって数えていき、段の商品は左から右に向かって数えます
このような数字の順番で数えてきます↓
ドラッグストアなどで、たまに下段から上段に向かってカウントするところがありますが、ほぼ9割方の店舗で上段から下段へカウントします。
下段からカウントする店舗は、リーダー(責任者)から最初に説明されると思うので話をしっかり聞いておきましょう。
また、もし下段から上段へカウントする店舗でも、「左から右に向かって数える」ということは同じです。
ハンディ(端末)の画面の説明
ハンディの画面はこのような画面になっています。
この画面の中で、ハンディの操作でよく使う用語を説明すると
①「ロケ」・・・ローケーションの略で棚番号のこと(自分で入力する)
②「シェルフ」・・・段数(自分で入力する)
③「フェイス」・・・②の段数でコード読み取った商品の数(商品のバーコードを読み込むごとに自動で1ずつ増える)
④「SKU」・・・商品のコード(バーコードを読み込めば自動で入力される)
⑤「数量」・・・商品の数量(自分で入力する)
という具合になります。
このハンディの画面を見ると
「ロケ」・・・1005
「シェルフ」・・・1
「フェイス」・・・4
となっているので、現在このハンディは
棚番が「1005」の「1」段目の左から「4」番目の位置の商品
を入力している最中ということになります。
下図の位置の商品↓(棚番号はたいてい棚の下に書いています)
色々用語が出てわかりづらいと思うので、とりあえず、今の段階までで商品の棚を数える流れは下記のようになります。
※業務が始まる前に簡単な朝礼があり、お店の棚番が書いているレイアウトの紙が全員に配られます。その後、誰がどこからどこまでの棚の商品を数えるのかリーダーから伝えられます。(最初の勤務日などはベテランの人が付いてくれることが多いです)
①、棚の下の方に書いてある棚番号を確認して、ハンディの『ロケ』に「棚番号」を入力します
②、ハンディの『段数』に「1」と入力します
③、上から1段目の一番左にある商品のバーコードを読み込んで、その商品の数を入力します(※この時フェイスは自動で「1」と勝手に入力されます)
④、その右横にある商品のバーコードを読み込んで、その商品の数を入力します(※この時フェイスは自動で「2」と勝手に入力されます)
⑤、その右横にある商品のバーコードを読み込んで、その商品の数を入力します(※この時フェイスは自動で「3」と勝手に入力されます)
⑥、これを一番右まで数えていきます
一番右の商品を数え終わった時に画面を見ると、フェイスは「8」になっているはずです。(左から8個目の商品なので)
棚番、段数、フェイスが存在する意味
商品を棚番、段数、フェイスで分けているのは、端末で入力した商品をデータ化した後に確認しやすくするためです。
棚番と段数は正確に合っていた方が良いですが、「フェイス」に限っては「左から並んだ商品の数」と「フェイスの数字」が合っていなくても、商品が漏れなく数えれていれば大丈夫です。お店側の人もそこまで見ないですし、リーダーもそこまで確認しません。
ただ、サンプリングの場合は店舗側の人が棚の商品を確認するので正確にしていた方が良いです。
もし商品コードにエラーが出ていた場合や、商品の数にあまりにも誤差があった場合、その商品の位置を確認する際に、誰でも「棚番」「段数」「フェイス」を見ることがあります。
棚1段を全てカウントした後は右端にタグを貼る
これは棚に限らず、フックや床に置いてある商品全てに当てはまるのですが、棚を1段全てカウントしたあとはその段の右端にタグを貼ります。
タグはカウント開始前に会社から配られるので、準備などはしなくて大丈夫です。
こんな形の縦に切れ目の入ったタグです↓(タグの色は会社によって違うと思います)
タグを貼ると次の段へ移動するのですが、段数が変わる時はハンディの段数を「1」段目から「2」段目に変更する必要があります。
※さっきの続き
⑥、1段全て数え終わると棚の右下にタグを貼ります
⑦、段数が変わるので、ハンディの『段数』を「1」から「2」と変更します
⑧、2段目の一番左にある商品のバーコードを読み込んで、その商品の数を入力します(※この時フェイスはまた自動で「1」と勝手に入力されます)
⑨、その右横にある商品のバーコードを読み込んで、その商品の数を入力します(※この時フェイスは自動で「2」と勝手に入力されます)
⑩、これを一番下の段まで終わらせます
タグを貼る意味としては
・カウントが終わった箇所を明確にするため
・リーダー(責任者)が数え忘れた棚がないかを確認するため
というような理由があります。
タグの貼り忘れに注意
カウントが終わったところから、リーダーはタグの貼り忘れがないか軽く歩き回りながら確認することがあります。
もしタグが貼っていない箇所があれば、リーダーはその棚をカウントした人のところまで行き
「ここタグが貼ってないけどちゃんとカウントした?」
と聞くことはよくあります。
1段全てをカウントし忘れていることはよくあるミスなのですが、これはけっこう大きいミスになってしまいます。
商品の1、2個の数え間違いならそこまで問題ではないですが、1段丸々数え忘れると、大きい金額の誤差が生じます。
なので、棚の一番下段まで数え終わった後は、タグの貼り忘れがないか必ず棚の全段を確認した方が良いです。
※ただ、もし1段全てをカウントし忘れていても、タグさえ貼っておけばバレないことは多々あります。ただ、もしデータを集計したパソコンで段数確認をされると「あ、ここの棚だけ左右と違って一段少ないな」と、バレてしまうので、気をつけましょう。
上から下まで1つの棚全て数え終わると右横の棚に移動する
棚の一番下段まで数え終わって棚全部の商品を全て数え終わると、右横の棚に移動し、また同じように繰り返します。(棚番号は連番になっていることが多いです)
この時に棚番を変える必要があります。
※さっきの続き
⑪、棚番号を確認してハンディの『ロケ』の「棚番号」を変更します
⑫、ハンディの『段数』に「1」と入力します
⑬、上から1段目の一番左にある商品のバーコードを読み込んで、その商品の数を入力します(※この時フェイスは自動で「1」と勝手に入力されます)
という具合に、どんどん右へ移動しながら商品をカウントしていきます
仕事中はこれを常に繰り返していくことになり、商品を数えるときは自分自身もどんどん左から右へ移動していくことになります。
棚と棚の間にある商品の数え方
たまに商品が棚と棚の間にある場合があります。
その場合、どちらの棚でカウントしても大丈夫ですが、基本的には手前の棚でカウントします。
ただ、どちらの棚でカウントしたとしても、タグの貼る位置はカウントをした商品の位置に貼るようにしましょう。
大事なのは商品を残さずカウントしているかどうかなので、どちらの棚でカウントしたかどうかというのはそこまで重要ではありません。
ただ、次の棚をカウントする時に、間にある商品のカウントを忘れてしまうことがあるので、最初の画像のように、手前側の棚で数えてしまう方が一般的です。(わざわざ次の棚で数える意味もないので)
隣の棚まで貫通してカウントしてしまう時
棚の商品を数えるときのよくあるミスで「棚と棚の境目に気付かずに横の棚の商品までカウントしてしまう」というのがあります。
もしこうなったとしても、ハンディの操作で簡単に修正することができるのですが、一応これを防ぐ方法として「その段を数える前に、タグを貼る位置の箇所の上にあらかじめにタグを置いておく」という方法があります。
商品の間にでもタグを置いておくことで目印になり、棚を貫通してカウントしてしまうことは減ると思います。
何度もこのミスをしてしまう人は試してみてください。
多少の誤差はしょうがないので、それよりも早く数えることが大事
基本的に、商品の数を数えるのに誤差1、2個くらいならば全然大したことはなく、それよりも早く数える方が大事です。
どのお店も一応は営業開始時間(朝の10時とか)までに終わらないといけないので、スタッフ全員が全ての商品を正確に数えていれば時間内に終わることはまず不可能です。
リーダー(責任者)もお店側も、全商品が正しく数えられたか確認するわけにはいかないので、多少の誤差はもう暗黙の了解になっています。(お店側は気付いていないかもですが・・・)
また、棚卸会社としては商品を早く数えることが収益にもつながってくるので、商品を数える早さというのはとても重要視されます。
バイトでも商品を数えるのが早い人ほど時給などが優遇されることがあります。
1人1人のカウントの早さは毎回集計されている
棚卸しの作業をするときには、ハンディから逐一ノートパソコンにデータを送って集計していきます。
パソコンでは商品のデータも出るのですが、ハンディには自分のIDが入力されていると思うので、誰がどのくらいの個数をカウントしたかというデータもパソコンでは見ることができます。
(この画像の「1時間あたり8743個」というのは、かなりのベテランの人が数えた数字なのであまり気にしない方がいいと思います)
棚卸しではカウントの早さが一番重要視されているので、リーダーやその棚卸会社の人たちはそのカウントの早さをけっこう見ていると思います。
そのカウントの早さを判断されながらシフトも決められていると思います。
ただ、新人は丁寧に数えるくらいの方が良い
「正確性よりも早く数えることが大事」とは書きましたが、新人の頃からあまりに適当に数えていたりすると、リーダー(責任者)から目をつけられたりする可能性もあるので、初めは丁寧に数えるくらいの方が良いです。
リーダーにも「正確に数える人が良い」という人もいますが、基本的には早く数える人の方がリーダー(責任者)から気に入られやすいので、そこは周りの雰囲気を感じながらやると良いと思います。
お店の監査(サンプリング)は注意が必要
商品をカウントする際には、注意をしなければいけないことがあります。
それは「サンプリング」です。
※サンプリングとは、お店側が行う監査のことで、棚卸しスタッフがきちんと商品を誤差なく数えているか確認をすることです。
お店側は全ての商品を確認する時間はないので、スタッフが棚卸しを終わらせたところから数ヶ所ほど部分的に抽出し、棚卸しスタッフが誤差なく数えられているかを確認します。
このサンプリングを間違えれば会社の評価も下がり、個数などを多く間違えれば収益にも影響してくるので
サンプリングの場所だけは絶対に間違えてはいけません
(※ゆるいところでは誤差1、2個程度なら大丈夫なところもありますが、基本的にはマズいです)
サンプリング以外の場所であれば確認は全くされないので、たとえ適当に数えていたとしてもほぼほぼ問題なかったりします(ただ、仕事上それはあまり良くないのでおすすめはしません)。
サンプリングの箇所は店舗によって違う
では、「どの箇所がサンプリングなのか」というのが重要になってきますが、これはお店によって大分違ってきます
お店によっては
・棚卸しの始まる前にどの場所がサンプリングなのか教えてくれるところ
逆に
・途中までどの場所か教えてくれないところ
などさまざまです。
もし自分の棚卸しをしている店舗が「途中までどの箇所か教えてくれないところ」だった場合、適当に数えていたところがサンプリングになったりすれば、もうアウトです。
ハンディには自分のIDを始めに入力するので、リーダーは誰が数えたかというのはパソコンを見ればすぐにわかります。
なので、どの場所がサンプリングかわからない場合、ゆっくりと間違えないように数える必要があります。
ベテランになってくれば、「どのお店のサンプリングが厳しいか」というのがなんとなくわかってくるのですが、新人の場合そこらへんの事情は全くわかりません。(基本的にドラッグストアが厳しいイメージがあります)
その辺に関しては、おそらくリーダーから最初に説明があると思うので、よく聞いていた方が良いです。(新人にはわざわざ説明しない場合もありますが・・・)
商品のカウントを早くカウントするコツ
棚卸しの仕事は、正確性はもちろんですが、商品のカウントスピードがなによりも重要視されます。
そこで、ここからは僕が実践していた商品のカウントを早くするコツを紹介していきます。
ただ、商品のカウント方法は人によってさまざまで、僕のカウント方法が絶対正しいというわけではありません。なので、あくまで1つの数え方の方法ということで参考にしてください。
かといってこれから紹介する方法は、おそらくみんな共通してやっていることなのではないかと思います。
基本的に右手(利き手)でハンディを持ち、左手(利き手の逆)で商品を数える
商品を数えるとき、片手で数えられる商品はなるべく片手で数えた方が良いです。
おそらく、カウントが早いほとんどの人のやり方が
右手(利き手)でハンディを持っておく
↓
左手(利き手と逆)で商品を持つ
↓
右手(利き手)で持ったハンディのレーザーを出してバーコードを読み込む
↓
右手(利き手)はハンディを持ったまま、左手を使いながら商品を数える
↓
右手(利き手)で数を入力
というやり方だと思います。ハンディを片手で離さず持ったまま、もう片方の手で商品を数える感じです。
このやり方でパッパとやっていきます。
商品の大きさなどにもよりますが、だいたいこの方法でいけると思います。
両手を使って商品を数えると、ハンディを一度手から離さないといけなくなるので、スピードが落ちてしまいます。なので、片手で商品を数えられるところはなるべく片手で数えた方が良いです。
数を足しながら数える
たまにカップ麺などで、下図のような規則的に並んでいる商品があると思います。
こういう商品は、縦に並んでいる商品の数を数えて、商品を手で添えながら足し算して数えていました。
下のような流れです↓
「5」
↓
「8」
↓
「10」
(キリのいい数字まで手を添える)
「12」
↓
「14」
↓
「17」
↓
ハンディに「17」と入力
という流れです。これを3~4秒ぐらいで素早く行います。
ただ、下図みたいに商品が多く詰まっている場合は
単純に5×5=25 から -3 で「22」でパッとわかると思うので、無理に足し算で計算しないでいいと思います。
ただ、考え方として基本は「足し算」で、数個抜けているぐらいだと「掛け算」という感じです。
規則的に並んでいるとすぐ「掛け算」で計算してしまいがちですが、「掛け算」の方が逆に遅くなる場合もあるので、それよりも安定している「足し算」の方が結果的に早いと思います。
例えば下画像のような商品でも
同じような感じで「5」…「10」…「14」…「17」…「20」…「21」という具合に数えることができます。
「2(に)4(し)6(ろ)8(は)10(と)」で数える
縦に一列でずらっと並んでいる商品などの数を数えるとき、基本は
指や手で商品を触りながら
「2(に)4(し)6(ろ)8(は)10(と)」
と素早く数えます。
これが一番安定していて数えやすい気がします。
例えば下図のようなお菓子系の商品の場合
画像右側にあるポッキーなどの縦に並んである箱ものは典型的で、手前の方から指で少しだけ手前に倒しながら「にしろはと」と数えれます。
画像のポッキーの上にあるビスケットとかは、手で商品が埋もれていないか確認しつつ、手前から手で「にしろはと」と数えれます。
画像左下にあるようなダースとかの縦積みされてある商品は、どこか1つの縦積みされた山の商品の個数を触りながら「にしろはと」と数えた後、他の縦積みされた山の高さを見て個数を確認できます。
また、例えば下図のような商品だと、
手前の山の商品を指で「2、4、6」と数えて、奥の商品は手前の山より1個少ないので合計で「11」と数えれます。
一時期は、もっとカウントを早くするために「3ずつ」とか「5ずつ」で数えたときもありましたが、数が10を超えてしまうとどうしても数えにくくなってしまいます。
なので「にしろはと」が一番安定して数えやすいと思っています。おそらくベテランの人でも「2ずつ」数える人は多いと思います。
ただ、ものすごい数がある小物などで、買い物かごに移動させながら数えるやつは「5、10、15」と商品を「5ずつ」手で移動させながら数えることもありました。
フックにかけてある商品は上から見る
フックにかけてある商品は、基本的に上から見るとわかりやすいです。
少しだけ商品を奥に押した後、左手の人差し指と中指で交互に商品を手前に移動させながら、「2(に)4(し)6(ろ)8(は)10(と)」とひたすら商品をくしゃくしゃ触りながら数えます。
ダイソーなどの100均のペンとかで、何十本もフックにかけられてある場合がありますが、正直ああいうのは、誤差1、2個はしょうがないと思うので、どんどん数えていくと良いと思います。
フックにかけてあるビニールに入っている商品の数え方
フックの商品にかけてある商品で、やわらかいビニールに入っていて数えにくい商品があると思います。
こういうの↓
こういう商品は、僕は左手で商品の左側を抑えて、ハンディを右手で持ちつつ右手の指で数を数えていました。
こんな感じ↓
こうすることで、ビニール商品のバラつきを抑えることができていたので、多少は数えやすくなっていました。
また、下画像のようにがっしりと商品を掴んで数えるという方法もあります。
あまりガサガサすると横の商品が落ちることもあるので、そこは慣れだと思います。
色んな商品のカウントをすることが大事
僕が実際にしていた商品のカウント方法のコツはこんな感じです。
あとはこれらの方法を組み合わせたり、「この商品はこの数え方」というのがやっていればだんだんわかってくるので、なんだかんだ基本は数をこなして慣れることだと思います。
数をこなしていけば自分の数えやすい方法というのはわかってくると思うので、スピード感を意識しながらどんどん色んな商品をカウントしてみると良いと思います。
最初は誤差を気にしてしまう気持ちもわかりますが、あまりにも適当しないかぎり、テンポよく数えていた方が意外に誤差が少なかったりします。
カウントが早い人のスピード感を真似る
カウントの早さを身につけたい場合、ベテランでカウントが早い人のスピード感を真似るのも一つの手です。
お店のカウントの終盤の方になると、ベテランの人と隣同士でカウントする機会などはあると思います。
その時にカウントが早い人のスピード感を覚えて、自分も同じくらいのスピード感でカウントしてみると思います。
ベテランの人はけっこうパッパとやっているので、「このぐらいのスピード感で数えることができるんだ」と認識できるだけでも良いと思います。
早いスピード感を真似るだけで、数え方のコツがわかってきたりもします。
電卓は基本使わない
ハンディには電卓機能もついていますが、基本は使いません。
使うときは、スーパーの大量陳列(たいちん)などぐらいです。
こういうやつ↓
ベテランになってくると、大量陳列(たいちん)をリーダーから頼まれることはあると思いますが、新人はおそらく数える機会はないと思います。
この大量陳列以外、普通の棚にある商品で電卓はほとんど使いません。
一時期「3」+「5」+「4」+「3」・・・とか電卓を使いながらやっていたのですが、手で数えた方が断然早いです。
最後に
棚卸しのアルバイトは同じ時期に入る人がたくさんいると思うので、この記事を前もって読んでおくだけで、他の同期の人とは少し有利に立てると思います。
ただ、だからといって、研修の時に話を聞かないのではなく、あくまで僕の書いた内容はあくまで予習のようなもので、実際に今現場で仕事をしている人の話が一番ためになると思います。
カウントが早くなると棚卸しも少し楽しくなってくると思います。
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