ナンパをする人というのはどういうイメージがあるだろうか。おそらく多くの人が、金髪でチャラくて、テンション高くて、イヤリングなどをしてて、香水の匂いを漂わせている自分に自信があるようなイケメンを思い浮かべるのではないだろうか。
しかし今回、ナンパ経験ゼロで、黒髪メガネで地味で特に会話も上手くなく、テンション高いノリとか全くできない、イケメンでもない僕が、土曜の深夜に年上の人と男2人で渋谷でナンパをしてみたのでその話をしてみたいと思う。
僕達2人のプロフィールとナンパ経験
僕
黒髪メガネ地味で面白い会話もできるわけでもなく、人と仲良くなるには最低一年間は必要であるほどの人見知りである。ナンパをする人とは真逆の位置にいるとも言える。
年上の人
年齢は33歳?くらいだが、見た目はそんな年齢には見えなく、顔はどっちかというとイケメン寄りの顔。ちなみに会話の方は説明などが上手な人であり、仕事で役立つ会話の上手さであるが、ナンパで相手をのせたりナンパ師などのように常にテンション高いとかそういう類ではない。
この人もナンパをするのは初めてのはずだ(聞いてないが、おそらく・・・)。
※ちなみにどこで知り合ったのかを説明すると長くなるので割愛する。
ナンパをしようと思った理由
ナンパをしようと思ったのは別に特になにかしらの理由があるわけではない。渋谷でお酒を飲んでいて終電がなくなっていたので、ネットカフェにでも泊まろうと思ったのだが、ただ時間を潰すのはもったいないと思い、せっかく渋谷に2人でいるのだから、ちょっと面白そうなのでナンパでもしてみようかと唐突に思った。
ナンパ実行!
ナンパをし始めたのは深夜の1時くらいである。僕たちは男2人だったので、同じく2人組の女性達を狙ってみることにした。深夜とはいえさすが若者の街渋谷である。人はまだ大勢歩いていたので、人に困るということは全くなかった。
さっそく女子大生っぽい2人組がいたので、僕が声をかけみてることに。
僕「すみません」
女子大生「はい?」←けっこう怪しんでいる
僕「もしよかったら一緒にお酒とか飲みませんか?」
女子大生「え?」
僕「僕たちもちょうど2人なんですよ」
女子大生「いや、今忙しいんでいいです」←こっちに目線も合わせない
僕「わかりましたー」
その後も20代くらいに見えた様々な2人組に声をかけていったが、ほぼこんな感じである。僕たちに全く興味がなく、目も合わせようとしない人がほとんどで、あれ?これさっきと全く同じやりとりじゃないかというデジャブのような体験を何度もした。
ナンパをしたそれぞれの女性たちの反応
就活生2人組
就職活動中なのだろうか。リクルートスーツを着て道に迷っているような2人組がいて、その子たちにも優しく声をかけてみたが、その子たちは僕たちの姿や声が何も見えてなく聞こえてないようで、再び声をかけても全く無反応だった。僕たちは一瞬透明人間になったのかと思った。
金髪ピアスの2人組
大きめのキャリーケースを転がしている、金髪にピアスをしてて話し方がアホっぽい感じの2人組にも声をかけてみたが、僕たち2人のことを見るやいなや「無理」という二言だけを言い残して消えていった。
上品そうな2人組
大きな帽子と大きめのサングラスをかけている上品そうな雰囲気を漂わせている二人組に声をかけてみると「は?」みたいな返事をされたので「いや何でもないです」と僕からすぐに引いた。自分よりあまりにも上のレベルを狙いすぎるとダメなようだ・・・
かわいい2人組
めちゃくちゃかわいい2人組を発見し、たぶん断られるだろうなと思いつつ、話しかけるだけでもいいやぐらいの気持ちで、ダメ元で話かけてみたら案の定普通に無理だった。
疑問で返す2人組
少し困ったのが、僕が「一緒に飲みませんか?」というと「なんで?」みたいな返事をしてくる人がいたことだ。「4人で飲んだ方が楽しいですよー」というと、「絶対面白くなさそうじゃん」みたいな感じで言われた時は正直その通りだと思った。
ブスな2人組
さんざん断られたので、もう人を見て選んでいる場合でもないと思い、少しブスに見えた2人組(これは一緒にいた人の意見で、僕は女性にブスな人というのはいないと思う。先日の記事で書いた、外国人としか付き合わないと言っていた女以外)にも声をかけたが、僕たちを見た瞬間、笑いながら「いや無理です~」と言われたのは普通にショックだった。(・・・このブス共が)
衝撃な現場を発見
ナンパをしている中で衝撃的な場面を目撃した。先ほどの僕たちを見て「無理」と吐き捨てた2人組が、茶髪と金髪でチャラそうな男2人組にナンパをされていたのを発見した。
始めは僕たちと同じように若干断り気味だったのだが(ただ僕たちのように「無理」と吐き捨てる感じではなかった)、男2人はしつこく「少しでいいから」「一杯だけでもいいから」とテンション高めで歩きながら声をかけ続けていると、なんとその女2人組の歩みが止まったのだ。
少し様子を見ていたらその女性達は男2人の会話に少し笑っているようなのである。そしてその男2人組と会って数分後には近くのビルの居酒屋に4人揃って入っていったのである・・・
これは悔しさと言うよりは。単純にナンパ師の2人組がスゴイと思った。僕たちのことをみて無理と言い捨てた2人組はおいといて、その男2人組は単純にスゴイと思った。
またナンパが成功する瞬間というのを生で見れたのはとても貴重だった。ナンパが上手い人というのはたぶんメンタルが強いのだと思う。絶対自分が面白くする自信があるからかもしれないが、一度断られた後に普通だとあそこまではなかなか言えないと思う。
もしかしたら、僕がもっとしつこく言うと、成功できた可能性のあった女性達もいたかもしれないが、基本女性達は僕たちにも合わせようとしないので、そこでもっと話かけるというメンタルは僕にはなかった。
結果
人がいなくなる朝の4時くらいまで渋谷を歩き周り、僕たち2人合わせて30~40組くらいには声をかけ続けたが、成果は何ひとつなかった。もしかしたらイケるかもという雰囲気がある組も何ひとつ無かった。完全敗北である。
感想
今回は突然に始めたことだったが、もし次するなら声のかけ方なども今回のことを参考にして挑戦してみようかと思った。たぶん僕たちの声のかけ方だったり、見た目にもよるのかもしれない。
ナンパを成功させている人はなかなかスゴイ人だと思う。少し甘く見ていたが、ナンパを成功できる人というのは、それはそれで一つの才能ではないかと思った。というよりもう一度言うが、単純にあのナンパを成功させた男2人組は凄いと思った。
ナンパをすること自体誰でもすぐにできるので、この記事を見た人も興味本位でもやってみるのもいいのかもしれない。もしかしたらそこで運命的な出会いが生まれる可能性もあるのだ。ただ僕の終わった後の心の状態からしておすすめはしないが、圧倒的に僕がダメだっただけであるので、普通はこれくらい声をかければ一組くらいは成功することはあるのではないだろうか。
※ただナンパをしながら思ったのだが、もし声をかけて「いいですよー」と言われナンパに成功したとしても、その後飲んだりして上手に会話を続けて、その場を面白くできるかというと明らかに自信はなかったので、逆に困るハメになるのではと思っていたのはまた別の話である。
コメント